あいつは、カワウソ

いま話題のアニメやゲームについて、キャッキャウフフしてます

なぜアラーは偉大なりって言いながらテロをするの? 

「テロとアラーは関係ないじゃん。」ってニュース見ながらカワウソの母ちゃんが言ってた。言われてみれば関係が分からないと思いながら、調べてみたら、なんとなくつながりが分かった。いつもはアニメのブログなんだけど、フランスが大事件だし、今回は、緊急特番みたいな感じで書いてみる。いつもの読者の皆さんゴメン。 

<事件概要>

  • 2015年11月13日夜、パリ市中で銃撃や爆弾などによる同時テロが起こった。
  • 場所はコンサートホール・レストラン・スタジアム等
  • オランド大統領は「イスラム国」の犯行だと発表。
  • 14日、イスラム国は同時多発攻撃について以下の犯行声明を出した。
  • 「フランスが現在の政策を続ける限り、最大の標的であり続ける」
  • フランスはシリアやイラクイスラム国への空爆に参加している。

イスラム国ってなに?

イスラム国は黒い覆面をかぶった危ない連中の集まりだと思っていた。でも、違った。

危ない連中というよりも危ない国だった。冷静に見るとISISは国家、だけど周りの国が認めない。だから過激派組織と呼ばれています。

ちなみに黒い覆面ヤローは「イスラム国」の軍人で、国を運営してる役人が後ろに大勢いるわけです。

 

イスラム国(ISIS)の目的ってなに?

ISISメンバーの主張を簡単にまとめると

イラク・シリアに新しい国を作りました。でも、まだ狭いです

②だからコーラン聖典)に従って、真のイスラム国家を作ります。

③これから周りを襲って、国をどんどん広げます。

(オソロシすぎるわ)

 

ちなみにISISの勢力地図

 

イスラム国にとってのアラーとは

ISISの旗には、「アラーのほかに神はなし」という意味のアラビア語が書かれています。まぁ、この文言自体は他の国旗でも使われています。

ただISISの場合は「アラー以外は神ではない」の思いが強すぎるわけです。

 

さて、アラーの言葉が記されたとされるコーランには、こんな言葉があります。

 

ジハード(聖戦)

よく聞く言葉です。なお、アラーのために奮闘し努力することをジハードと呼んでいます。

 

これをISISはこう解釈してます。

 

・アラーのための戦闘=聖戦=良いこと

 

これを更に飛躍させると、ISISのテロリストの考えに近づきます。(アブネー)

・アラーの教えに従わない異教徒は 敵だから倒してもいい。アラーのためだから。

・アラーの教えに従わないなら、処刑していい。アラーのためだから。

・アラーの教えを広めるために、町を制圧・略奪してお金を儲けてもいい。アラー(略

 

もちろんアラーは実在しませんから、アラーの敵なんて誰にもわかりません。

ではアラーの教えって何?って思うけど

 

そんなもんISISが勝手にアラーの教えを決めているわけです、だから

ISISが決めた教えに従わない場合は自動的に敵です。

だからISISの敵を倒す事=アラーの敵を倒す事=聖戦 となります。

 

ISISの敵ならいくら倒しても許されて、金品強奪も許される。

ですから、どんな人間が集まるかも想像がつきますね?

 あームカつく。

 

なぜアラーは偉大なりって言いながらテロをするの?

さて、ネットを探しても、動画を見ても

なぜISISがアラーは偉大なり(アッラーアクバル)と叫びながら

テロをするのかがわかりませんでしたので、ここからは推理。

 

ここまでの流れをまとめると

ISISはアラーを信仰している。

ISISにとってはテロ活動、例えば、フランス国内で民間人に銃乱射をしたり

 爆弾テロを行うことが、聖戦である。

・テロリストが敢えて「アラーは偉大なり」と言って攻撃するのは、このテロ行為がアラーの為の戦闘ですよ(聖戦ですよ)という宣言をしているのではないかと考えられる。

 

 テロリストがテロを行って死んでしまっては元も子もないのでは?と考えてしまうが、彼らにとってはテロ活動は命をかけるほど良いことだと盲信している。

 そして、それを止める人はISIS内にはいない。では外部からの声に耳を貸すかといえば、外部は全て異教徒なのでそれも可能性は低いだろう。

もし彼らに忠告しようものなら命の危機。読者のみんなも言っちゃ駄目。

 

でもなー。テロ活動を行う人はISISの中でも、思想にどっぷりハマった奴だし、恐らくダマされたか脅されたかして生きてきた哀れな連中だと思う。だからといって彼らが行ったテロ行為で126人も死んでいるし、とても許せない。でも本当に悪いのはアラーをダシに使って、こいつらを操ってる中枢にいるんだよ。

 

おわり。